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極強酸性土壌改良処理技術

営業種目極強酸性土壌
       改良処理技術


特殊微生物(有効土壌菌)を用いた  極強酸性土壌改良処理技術

 
 この特殊微生物(NB菌)の詳細は、重金属類等有害物質の処理技術を参照。
 120種類以上の菌類を含む有効土壌微生物群です。



特殊微生物を用いた極強酸性土壌処理実験 

 
長野県上高井郡高山村大字牧地籍万座峠(標高1,830m)付近の山腹斜面(pH 2〜3前後の極強酸性を示す火山性酸性硫酸塩土譲)における酸性土壌の改良処理実験を行った。
 その結果、特殊微生物(NB菌)を混合することにより極強酸性土壌で植生回復する可能性があると判断している。
 


万座峠付近の山腹斜面


極強酸性土壌
 
 地域全体の地質構造は、新第三紀安山岩・火山破屑物・砂岩泥岩互層とそれを覆う第四紀安山岩溶岩・崩積土が主体である。採取した地点の極強酸性土壌は、第四紀安山岩溶岩・崩積土に該当する。
 この第四紀安山岩溶岩は、強い変質作用を受けており、弱変質部では黒色から暗緑色に色調する。表面には変質鉱物である緑泥石が認められ、変質が進行した部分は白色から青灰色を呈し、軟質の砂状の岩となっている。
 現地の現況は、過去に治山事業が行なわれた場所であるが、植生は回復せず裸地化し侵食が進んでいる

  ・実験 期日:平成22年10月
 ・試験区面積:1.0m2(1.0m×1.0m

 ・添加混合深さ:20cm
 ・試験区の土壌酸度:pH2.9

 1.0m×1.0mの範囲の中に特殊微生物(NB菌)資材を深さ20pまで混合した。
 NB菌混合量:2.0s(10s/m3)
 参考として周辺の現地に生育しているイネ化草本類を補植した

実験結果

 2年間の土壌酸度の変化をグラフに示す。
 NB菌を混合すると2年後でも土壌酸度の改善は維持している。
 またNB菌混合試験区では表面に藻類が繁茂することが分かった。これらより極強酸性土壌で植生回復する可能性があると判断する。
 

 

 



無混合試験区



混合試験区

 


強酸性土壌法面の緑化基材吹付工実施例

 宮崎県内の極強酸性土壌の道路切土法面における緑化基盤吹付工の結果を以下に示す。施工事例の極強酸性土壌は、ph値3.0前後を示す「化石性酸性硫酸塩土壌」である。








現況





植生回復





土壌状況

現在の植生状況

 植生状況は良好である。衰退の兆しはない。 

 通常切土法面緑化は、厚層機材吹付工が施工されている。しかし、酸性土壌の切土法面を緑化する場合は、バーク、チップ等の有機系植生材のみを用いタ場合にと酸性土壌特有の問題が発生する。
 バーク、チップ等の有機系植生材だけの場合では、比較的短期間に分解・衰退・消滅・飛散し裸地化する可能性が高い。
 このような酸性土壌特有の問題を解決するために「無機系機材(最低50%程度)」を配合することを前提とすべきである。
 私どもで提供する特殊微生物(NB菌)も無機系基盤を必要とします。



  以上の「特殊微生物(NB菌)を用いた極強酸性土壌改良処理技術」について、ご相談あるいはご興味、ご質問のある方は shimada@ceranet.co.jp  でお問い合わせ下さい。

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